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THE PINBALLS ライブレポート at 下北沢GARDEN 2014/9/25
9月17日に発売された1stフルアルバムをリリースしたTHE PINBALLS。
DONKEY KNOWS WHAT IS LOVEと題したレコ発ツアーで全国を回っている彼らの東京公演が下北沢GARDENにて行われました。
その模様をお届けしたいと思います。
SEが鳴り響き、Vo.&Gt.古川のギターから始まる「漁船の唄」からライブは始まる。
まるで映画の始まりのようなTHE PINBALLSのライブの幕を開けるための曲。
続いて「FREAKS’ SHOW」で隠していたエネルギーが一気に放たれるようなダンスナンバーで飛び散る。
放出された熱をじっくりと定着させるように冬のハンターでは情熱的なシャウトが印象的だった。
そして、フルアルバムの中でもポップロックナンバーの「way of 春風」ではタイトル通り、風のように自由な演奏で魅せ、曲と一体化しているようにも見えた。
フルアルバム以外の曲からは「ten bear」「299792458」と初期のナンバーを立て続けに披露。
特に「299792458」はいつものライブでもあまり披露されないバラードナンバーとあって、曲に身を委ねて乗っているファンも多く見受けられた。
ライブの後半戦は今となっては彼らの代表曲にもなりつつある「片目のウィリー」でこれまでの空気を変え、メロディアスなギターロックを魅せる。
続いてフルアルバムのリード曲にもなっている「真夏のシューメイカー」でさらにフロアを湧かせ、THE PINBALLSのステージが燃える。
一気に燃えたステージを見せた後には自身のことを歌っているかのようなロックナンバー「まぬけなドンキー」で飾りのない彼らが垣間見えた。
そしてラストは全てを振り絞るかのように「プリンキピア」で締める。
「ロックンロール」と叫ぶ古川に呼応して、ファンも揺れ、踊り、最高の盛り上がりを見せる。
一気にロックを爆発させた彼らとファン。
ファンはもちろん逃がすわけもなく、アンコールで呼び止める。
そして、待望のアンコールではフルアルバム1曲目の「カルタゴ滅ぶべし」を披露。
MCもなくただストイックに、今までの彼らのうるさいロックとはまた違う顔を見せる。
そして、紳士的に彼らはステージを後にした。
その後もファンは彼らを呼び止めたが、惜しまれつつライブは終了した。
フルアルバムリリース後、初の東京でのライブという事もあり、セットリストにはフルアルバムの曲が多く並んだ。
全く新しい彼らのステージを存分に見せられたのではないだろうか。
新曲とこれまでのナンバーを絡ませ、より彼らの理想とするライブに近づいていける気がした。
◆SET LIST@下北沢GARDEN 2014/9/25
01. 漁船の唄
02. FREAKS’ SHOW
03. 冬のハンター
04. way of 春風
05. ten bear
06. 299792458
07. 片目のウィリー
08. 真夏のシューメイカー
09. まぬけなドンキー
10. プリンキピア
EN. カルタゴ滅ぶべし
No Big Deal Records (2014-09-17)
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THE PINBALLS
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カテゴリ: Rock