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藤原竜也もすごいが、子役の演技が最高だった!映画「僕だけがいない街」の試写会に行ってきた感想 #僕街
2016年3月19日公開の「僕だけがいない街」の試写会に行ってきました。
元々は大ヒット中のマンガ原作の映画化。
個人的に原作のファンで現在放送中のアニメも目が離せないでいます。
今回はネタバレなし、ネタバレありの両方の感想を書いてみたいと思います。
ネタバレなし:藤原竜也の演技もすごいが、子役の演技もすごい!
<ここはまだネタバレなしの部分です>
(映画版の)物語のあらすじとしては、こちら。
〈リバイバル〉という〈時間が巻き戻る〉不思議な現象に巻き込まれた主人公の悟が、現 在〈2006年〉と過去〈1988年〉の2つの世界を行き来しながら、18年前の〈連 続誘拐殺人事件〉の謎と真犯人に迫るミステリー。脳裏から葬り去った幼少期の辛い記憶 と、当時は気づくことのできなかった母親の自分への深い愛情、そして傷つくまいと距離 を自ら取っていたクラスメートの優しさに触れることによって生まれる新たな友情とが、 新しい記憶となって塗り替えられていく悟の「過去」。ただのミステリーにとどまらない 、優しさとせつなさに満ち溢れたドラマティックな感動作。
原作の単行本は全8巻(最終巻は2016年5月2日発売)のボリュームなので、それをがんばって2時間にまとめました、という感じです。
個人的な感想としてはよくまとまっていた、という風に思います。
かなりボリュームのある作品なので、原作の設定全てを反映させるのは難しいですが、うまい具合にまとまっているなーと。
映画版は原作を読んだことがない人でも十分に楽しめると思います。
映画のあらすじにもありますが「ドラマティックな感動作」の通り、泣きポイントがあって、そこでは涙ぐむ人続出。子供がいるお父さんお母さんは間違いなく泣くだろうな、という印象を受けました。
配役もすごく良かったと思っています。主要な俳優は藤原竜也、有村架純、及川光博、石田ゆり子。
特に石田ゆり子は年を取っても若い、という役柄に寄せているのか、すごく良かったです。
忘れてはいけないのが、藤原竜也が主演ということでも話題になっています。藤原竜也と言えば、デスノート、カイジなどマンガ原作の実写化には定評がある俳優。今回の「僕だけがいない街」でもその演技はすごかったです。物語の始まりの内気な性格から徐々に変わっていく心情の表現は見ていてすごく安心感がありました。藤原竜也が好きな人は観て損はなしです。
また、幼少期の藤沼悟役の中川翼、雛月加代役の鈴木梨央が本当に素晴らしかったです。
原作ファンとしては、鈴木梨央の配役はバッチリ。まさに原作そのままの雛月加代がいました。
中川翼は若干たどたどしさがあるようにも見えましたが、物語の設定(29歳の精神が10歳の精神に宿る)を考えるとそれは自然なのかも、という風にも思えました。
ただ、残念だったところは2時間に収めたということもあり、時間が短いというところ。
8巻のボリュームを2時間にまとめるのはかなり難しいな、と観ていて思いました。特に後半はかなり駆け足で展開されます。
個人的には前編、後編の2部に分けた方がいいと思いました。原作がかなり面白いミステリー作品になっているので、2部に分けてもいいのでは、と。そのぐらい面白いと思っている作品なのに、2時間の中にうまい具合に詰め込んだのはいいのですが、もっと長く観ていたいなとも思った次第です。
ネタバレありで書いてみます
<ここからネタバレを含む内容となるので、ネタバレを気にしている人はここで閉じることをオススメします>
映画版は原作の単行本の1巻から6巻前半を中心的に描いたものになっています。
ストーリーとしては主人公の藤沼悟が雛月加代を救出する、という物語を軸に話が展開されます。
藤沼悟が植物人間になってからがいわゆる後半部分になると思うのですが、そこからの話はカットなので若干寂しいです。あそこからがもう一つの山場で面白いところなのに。。。と思うのですが。
しかし、原作ファンを裏切るところは多くなく、「バカなの?」や「これから雛月のこと誘拐するけどいい?」など原作ファンとしてはずせないところはきちんとあり、楽しめる実写化なので、ガッカリすることはないと思います。
そして、林遣都、森カンナと若手俳優が配役されていますが、もう少し出番があってもいいんじゃないかな、という印象です。特に白鳥潤役の林遣都はもう少し出してあげないともったいないのではと思うほどでした。それよりも有村架純推しなのはストーリー上仕方ないですが、残念でした。
また、ここが一番重要なのかもしれませんが、原作と映画版の結末が全く違います。詳しくは書きませんが、「ラスト10分を見逃すな!」という感じ。映画版はこれで1つの結末なのかもしれません。映画版のストーリー上こういう結末になるのは仕方ないかもしれないです。このあたりが気になる方はぜひ映画版を観ていただければと思います。
結末に納得がいくいかないで映画の満足度が高い低いが別れるかなと思ったりもします。
個人的には満足度的には割と高い方なので、知り合いに面白い?と尋ねられたら、面白いと答えます。
あとは映画を見終わった後には原作をオススメしたいところ。
原作ファンならオススメしたい気持ちは共感いただけると思います。
KADOKAWA (2016-01-12)
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