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ファイナルファンタジーは「別れ」と共に歩んできた。「FINAL FANTASY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION -別れの物語展-」内覧会に行ってきた #FF30周年 #別れの物語展
2018年1月22日からファイナルファンタジー30周年を記念して開催される集大成展示会イベント「FINAL FANTASY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION -別れの物語展-」。
開催に先立ち、プレス発表会ならびに、内覧会に行ってきました。
今回は内覧会の様子をレポートしたいと思います。
もし、行こうか悩んでいる人がいましたら、参考になれば幸いです。
またプレス発表会のレポートもアップしていますので、こちらも是非ご覧下さい。
▶FINAL FANTASY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION -別れの物語展- プレス発表会に行ってきました! #FF30周年 #別れの物語展
光の戦士になり、ファイナルファンタジーの世界へ
「別れの物語展」は「別れ」で括る回顧展です。
ファイナルファンタジーは最新技術で素晴らしい感動を最新技術で表現されるのも特徴ですが、シリーズの中で変わらないテーマが「別れ」となっています。
仲間、敵、ライバル、家族、恋人。
ファイナルファンタジーの中では絆や友情が描かれますが、それと背中合わせにそれらとの別れ、決別も同時に描かれています。
出会いがあるから、別れもある。
誰もが人生で経験する出会いと別れの中にはかけがえのない物語と感動があります。
別れの物語展はファイナルファンタジーで必ずといっていいほど描かれる「別れ」と共にファイナルファンタジー30周年を振り返る回顧展となっています。
まず出迎えてくれるのはファイナルファンタジー30周年の年表。
ここではナンバリングタイトルの他に、スピンオフ作品やリメイク作品、移植作品までずらりと年表形式でファイナルファンタジー関連タイトル全てが並べられています。
別れの物語展では、来場者にこのスマホ端末とヘッドホンが用意されています。
展示会で歩いている位置でヘッドホンからナレーションが聞こえたり、スマホからは説明が見ることができるというシステムになっています。意外にすごい技術なんですよ、これ。
名前とアンケートを入力して、入り口のQRコードを読み込んだら、もう光の戦士です。
まず最初に訪れるのは「はじまりの部屋」
ここから来場者参加型のオープニングシアターへと進みます。
オープニングシアターでは、飛空艇・エンタープライズ号に乗り、幻獣バハムートを倒すミッションが課せられます。
シアターではプロジェクションマッピングを利用し、光と風と共にFFの戦いを体感できます。
ここではスマホの画面を操作します。他の来場者と力を合わせてバハムートを倒しましょう。
無事にバハムートを倒すことができたら、続いて回顧展が始まります。
まずはファイナルファンタジー初期・ファミコン、スーパーファミコンで発売された1〜6までの部屋です。
ナンバリングタイトルの印象的な別れのゲームシーンと物語の解説とともに展示されています。
初期の頃の映像はやはり懐かしいですね。
展示の前に来ると、シリーズの解説がBGMと共にヘッドホンから流れてきます。
また、あわせて流れてくるBGMのタイトルもスマホに表示されます。
個人的にはファイナルファンタジー6を何度も遊んだので、個人的には思い入れのある内容でした。
特に世界崩壊では仲間が散り散りになってしまうので、まさにこの「別れの物語展」に相応しいシーンではないかと覆います。あぁ、シャドウ…!
ファイナルファンタジー7の別れはシリーズの中でも特別でした
続いてハードがプレイステーションに移り、3Dポリゴンでの表現が主流になってきます。
ファイナルファンタジー7〜10までのシリーズを一気に振り返ります。
まずはファイナルファンタジー7。
エアリスとの別れは全てのプレイヤーに大きな悲しみをもたらしたと言っても過言ではないでしょうか。
また、ファイナルファンタジー7のスピンオフ作品であり、前日譚でもある「クライシス コア ファイナルファンタジー7」も忘れてはいけません。
ファイナルファンタジー7の主人公であるクラウドとザックスとの別れは本編である7とは違う感動があります。
そして、クラウドとザックスの別れのキーアイテムとも呼べるバスタードソードの展示も。
ファイナルファンタジーシリーズ初キャラクターが等身大で表現された8。
最近リマスター版が好評なファイナルファンタジー12もあります。
ファイナルファンタジー12と言えば「ジャッジ・ガブラス」
重々しい鎧の存在感はすごかったです。
シリーズ初の三部作であるファイナルファンタジー13。
この物語ほど別れと感動が溢れている作品はないのではないか、と個人的には思っています。
今回の目玉の1つであるファイナルファンタジー10。
ファイナルファンタジー10の展示では、特別ブースが設けられています。
青い光りで満ちているこの部屋では主人公であるティーダとユウナとの出会いから別れまでを会話と映像で表現されています。部屋の位置によってスマホとヘッドホンに流れる会話が変わるので、こちらも見所の1つです。
また、ここだけでしか見られないキャラクターデザイナーの野村哲也さんの描き起こしイラストも。
ファイナルファンタジー15主人公のノクティスとルナフレーナの幻の結婚式も
続いてファイナルファンタジー15の展示に。
ここではノクティスだけでなく、登場人物のイラストも多く展示されています。
また、リアルすぎるモンスターと召喚獣のフィギュア展示もあります。
そして、ワールドマップが描かれているアイデアボードの展示も。
これはなかなか貴重なものですね。
そして、ファイナルファンタジー15のエンディングで一瞬映し出されるノクティスとルナフレーナの幻の結婚式がこの別れの物語展で執り行われます。
仲間であるグラディオ、イグニス、プロンプト、ノクティスの父親のレギスが祝辞を贈ります。
これはヘッドホンから聞こえてくるので、直接胸に染み入るイベントでした、本当に…。
次々と紡ぎ出されるストーリー。オンラインのファイナルファンタジー11・14
現在オンラインで人気があるファイナルファンタジー14。
展示では多くのアートと設定画、そしてフィギュアも。
クルザス中央高地の雪原にある墓標なども。
ファイナルファンタジー11では15年以上続いた運営期間で発売された追加ディスクごとに紹介されています。
追加ディスクごとの紹介の背中にはファイナルファンタジーではおなじみのキービジュアルを担当されている天野喜孝さんの作品も。
スラムの教会を再現したファイナルファンタジー7
いよいよ別れの物語展も佳境に。最後はファイナルファンタジー7。
クラウドとエアリスが初めて出会ったスラムの教会が再現されています。
ヘッドホンからはエアリスの思い出が聞こえてきます。
また、ここでは現在開発中である「ファイナルファンタジー7 リメイク」の初公開イメージボードも展示されています。
最後のブースではスマホに表示されたQRコードを読み込むと、入場時に入力した自分の名前が画面に!
ただ、一瞬で消えてしまうのが儚い・・・。
帰りにスマホとヘッドホンを返却すると、展示で回った時に流れてきたBGMのプレイリストが手渡されます。
これを元に音楽で振り返るのもいいかもしれませんね。
最後は天野喜孝さんが描いた「BIG BANG-誕生-」の展示が。
これはファイナルファンタジー15のために描いた「BIG BANG」を違うアプローチで描いた別の作品とのこと。
最後の展示は個人的にとても好きな田中達也さんが手がけるミニチュアの視点で日常にあるものを別のものに見立てた写真「MINIATURE CALENDAR」のファイナルファンタジー版の展示。
違う形で表現されたファイナルファンタジーは素晴らしいです!
別れの物語展終わりにコラボカフェはいかが?
別れの物語展の全ての展示が終わっても、まだまだ終わりではないのです!
同じフロアにあるカフェ・THE SUN Cafeとファイナルファンタジーのコラボカフェがあります。
ここではファイナルファンタジーの世界をモチーフにした料理が多数用意されています。
本格料理からデザートまでいろいろと取りそろえられてます。
また、ファンにはおなじみのポーション、エーテル、エリクサーの販売も!
写真では左からエーテル、エリクサー(お酒)、ポーションです。
ファイナルファンタジーファンは必ず訪れるべき展示会
別れの物語展はそれぞれの展示を見ていると本当にいろんな思い出が溢れてきて泣きそうになるんですよね。
実際、ファイナルファンタジー7と10の展示では目がうるうるきました。
キャッチコピーがまた秀逸なので、本当に涙を誘われまくりです。
少し切ない雰囲気の展示会ですが、個人のファイナルファンタジーと共にある思い出も沸々と湧いてきました。
友達と一緒に遊んだなー、とかこのゲームは夜更かししてやったなぁ・・・とか。
ゲームと一緒に歩んできた思い出も一緒に蘇ってくる素晴らしいイベントでした。
今回の「別れの物語展」は1月22日(月)〜2月28日(水)まで六本木ヒルズ森タワー52階・森アーツセンターギャラリーで開催されています。
ファイナルファンタジーが好きな人には胸がいっぱいになる展示会なのは間違いないので、ぜひ行ってみてください!
FINAL FANTASY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION -別れの物語展-
URL:http://www.finalfantasy.jp/30th/exhibition/
日程:2018年1月22日(月)~2月28日(水)※会期中無休
開館時間:10:00〜20:00(最終入館 19:00)
会場:六本木ヒルズ森タワー52階・森アーツセンターギャラリー
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