2月
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観ないと損!と本気で思えた!!「劇場版 BiSキャノンボール 2014」を観てきた

Written by takashings posted on 2月 16, 2015 in 映画

Bis cannon 2014

先日、劇場版 BiSキャノンボール 2014を観てきました。
公開前から一部ネットで話題になっていた映画で、上映期間が短く、しかも1日1回の上映ということもあり、自分が観に行った日は全席完売で、立ち見席が出るほど盛況。

今回はネタバレなしで、観てきた感想を書きたいと思います。

簡単にあらすじ

「劇場版 BiSキャノンボール 2014」は2014年7月8日に解散したBiSの解散ドキュメントという位置付けの映画。
解散ライブの前日、当日(ライブ終演後含む)の2日間に密着したドキュメント作品です。

ここまで聞くと普通のアイドルの解散ドキュメントじゃないか…と思う人もいると思うのですが、この作品の特徴は密着するのがAV監督。

タイトルの「キャノンボール」という名前でピンと来る人もいると思いますが、アイドルの密着をAV監督が撮るという異例の作品。

BiSはアイドルですが、普通のアイドルとは違い、普通アイドルがしないような過激なことをするグループでした。
特に過激なPVが話題となり、通常とは異なるライブ演出をはじめ、彼女たちの活動はネットでのニュースになることがしばしばありました。

そんな彼女たちの解散ライブをAV監督が撮る、というのは研究員(BiSのファン)にとってはこうきたか…というところなのでしょうか。

ちなみに予告編はこちら。
キャッチコピーは「アイドル vs AV監督 騙されたのはどっちだ?」です。

こんな面白い作品があるのか!ってぐらい面白かった

ここからは観た感想を。
もちろん、ネタバレなしで。

この解散ドキュメントはただの解散ドキュメントではなく、主軸となっているのはあくまで「キャノンボール」の方。
彼女たちの解散ライブのステージ風景のシーンはほぼなく、BiSの音楽が使われているのもほんの一部。メンバーたちの抱える思いや解散ライブの意気込みなどを語るという(本来の)ドキュメントでは全くありません。

メンバーそれぞれに密着する6人のAV監督が目的地まで早くたどり着けるかのレースとそのレース中に「○○をしたら1ポイント」というものを組み合わせたポイント制の勝負がこの作品のメインとなっています。

なので、(通常の)アイドルの解散ドキュメントというものを求める人にとってはなんだこれ?と思うかもしれません。
あくまで「BiSなりの」解散ドキュメントなのです。

ただ、言いたいのは研究員以外の人も楽しめる映画だということです。
正直、自分はBiSの音楽は好きでしたが、追いかけるほど好きではありませんでした。
なので、メンバーの名前も知らなかったですし、ライブにも行ったことがありませんでした。

なのにすごく楽しめる。

主軸が「キャノンボール」にあるということもありましたが、普通に観ていて楽しめる映画でした。
ところどころ笑いどころがあるので、その部分は会場中爆笑。

しかし、その中でもアイドルとは?みたいな質問をぶつける監督もいたり、密着を続ける中で覗けるメンバーの心の内もあります。

アイドルとは?
BiSとは?
BiSの解散後は?

メンバーそれぞれの答えがあるわけではありませんが、過激な活動をしていたメンバーはこう思っていたのか、こんな風なことを考えていたのか、なんていう割と人間の芯に触れる部分も観ることができて、(一応?)アイドルのドキュメントとしても成立している作品です。

本来ならば、いろいろとここが面白い!とか書きたいのですが、ネタバレなものを含むので、非常に書きづらいです。。
ともかく観る機会があるのであれば、見逃せない作品になっているのは確実。観て損はないと本気で思います。

ちなみに、この作品は「劇場版」と「スペースシャワーTV版」の2本があり、自分は劇場版、スペースシャワーTV版の順に観ました。

位置付けとしては、スペースシャワーTV版は解散ライブ前日のリハーサル前までに密着した1時間バージョン。
劇場版はこの密着した部分をかなり短縮した部分を含めた完全版というものになっています。

ただ、両方観ないと完全に楽しめないという風に個人的には思いました。
この作品の本当に面白いところは劇場版にあるので、その序章がスペースシャワーTV版。

こんな映画あったのかよ!ってぐらいに面白かったので、本気で観て欲しいです。
あと、18禁の映画ではないので、そういうのを期待している人はやめておいた方がいいと思います(笑)

ともあれ、BiSはもう解散していますが、こういうアイドルがいた、こういうアイドルはこんなことを思っていた、そして、BiSというアイドルを囲んでいた大人たちはこういう風に思っていたというのも観られると思います。
もちろん、注目すべきAV監督方の密着っぷりは本当にすごいな、というのをスクリーンで体感してほしいと思います。

気になる方はまずはスペースシャワーTV版を。
劇場版のサイトから観られるので、そちらを観てみてはいかがでしょうか。

劇場版 BiSキャノンボール 2014

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